今回はタイのチェンマイのサンカンペーン群にある傘の街「Bo Sang Umbrella Village（ボーサーン・アンブレラ・ビレッジ）」をご紹介させていただきます。もともと紙漉きから骨組み、紙張り、色・模様・油塗りなど古くから伝統的な方法で傘を生産してきた村です。
1975年にアメリカで開催された旅行展示会で、タイ国政府観光庁がその色鮮やかなボーサーンの傘を飾ったのをきっかけに、その存在が世界的に知られるようになりました。
Bo Sang Umbrella Villageでは、色鮮やかな傘が作られています。伝統的なタイのデザインや模様が施された傘は、独特な美しさを持ち、芸術的な価値があります。傘の素材には、手漉きされた紙や綿を使用し、手彩色で装飾されます。この村では、傘作りのプロセスを見学することができます。職人たちが傘の製作過程をデモンストレーションしたり、傘を手作りできるワークショップに参加することもできます。また、村内の店舗では、さまざまなデザインやサイズの傘を購入することもできます。
毎年1月に「Bo Sang Umbrella Festival（ボーサーン・アンブレラ・フェスティバル）」というお祭りが開催されます。このお祭りは、地元の傘作りの伝統と文化を祝うイベントであり、多くの観光客や地元の人々で賑わいます。
またフェスティバルの期間中はいつも以上に多くの屋台やブースが立ち並び、手漉き紙や手工芸品が展示・販売で賑わいます。
Bo Sang Umbrella Villageは、美しい伝統工芸品と文化的な体験を提供することで、多くの観光客や訪問者を魅了しています。もしタイの伝統芸術に興味がありましたら、Bo Sang Umbrella Villageは必見の場所と思います。旅行の計画の参考にしていただければ幸いです。
