アマゾンプライム・ビデオで「ゴッホ天才の絵筆」を鑑賞した。
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ゴッホが進行する映画
アマゾン・プライム・ヴィデオで公開中のドキュメンタリー映画「ゴッホ天才の絵筆」を鑑賞しました。40分程度の短い映画です。
この映画の特徴は、なんといってもゴッホ(もちろん本人ではない)が、映画の進行役ナレーションを務めているところ。
ゴッホの足取りを追いながら、作品の舞台となった場所と今現在(2009年ごろ映画撮影当時)の様子が交錯するように作られています。
登場する作品は、オランダ・アムステルダムにあるゴッホ美術館に収められているゴッホの数々の作品。
その作品の全体像や部分的にグ〜っと寄って筆の運びを見せたりと、とても美しい画面もアートファンには嬉しいところ。
さらに、作品紹介だけにとどまらず、ゴッホが書いた手紙(生涯で900通程度の手紙を弟などに送った)を研究し、ゴッホの苦悩を探る研究者も登場し、ところどころで手紙を紹介していきます。
全体としてゴッホ美術館の作品を紹介していく(特に絵に関する説明はありませんが)ドキュメンタリー映画です。そこへゴッホ役の語りが加わり、研究者などが登場します。
監督も登場し、ゴッホが自分の目線で描いていたことに気がつきます。だから水平ラインがキャンバスの高い位置にあるんだと。すると手前は、見下ろす感じになるわけです。
進行役のゴッホは言いました。
「弟がいなければ描けなかった」
生活費も、絵の具も道具も全部、弟から送られてきたもの。
最後の2ヶ月で80点以上
ゴッホは、オーヴェルという場所で最後を迎えますが、その地で暮らした2ヶ月で、80点以上の作品を制作しました。1日3点ほど。
制作、制作の毎日を送っていました。
生き急ぐように。命を燃やし尽くすように
27歳から絵を描き始め、37歳で亡くなるまでの軌跡をざっと40分で振り返りつつゴッホ美術館の作品をたくさん紹介していく、ゴッホ好きにはおすすめの映画です。
手紙の紹介の中で、ゴッホは線を書くように描くと残していました。ゴッホの力強い筆運び、アクの強さはこのような意識からのものなんでしょう。
アート傘のシリーズには、人気のゴッホもしっかりとラインナップされています。男女を問わずゴッホのアート傘を持って、美術館を訪れたり、散歩したり、旅に出たり。
これから季節は移り変わり、どんどん日差しは強くなります、そんな時にもアート傘はきっとお役に立つはずです。もちろん雨の時にもです。