紫外線とビタミンDの関係について
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今回は紫外線とビタミンDの関係についてまとめてみました。
紫外線とビタミンDは切ってもきれない関係にあります。ビタミンDの主な働きは、腸からのカルシウムの吸収を2〜5倍程度に増加させることです。
一般的に人は下記の2つの方法でビタミンDを補います。
1.紫外線を浴びて産生する方法(約10マイクログラム)
2.食物からの吸収する方法(約5マイクログラム)
人は紫外線を吸収して体内にビタミンDを作る仕組みを身につけています。皮膚にUV-Bが照射されると皮下にビタミンDが産生されます。
食物からの吸収で足りない分は紫外線を浴びて体内で生成することになりますが、季節や天気、時間帯によって変わりますが1日に必要な日光照射時間は夏であれば数十分程度と言われています。
ビタミンD不足による影響:
ビタミンDが不足すると食事でカルシウムをとっても十分に吸収されず、カルシウム不足に陥ります。
血液中のカルシウム濃度が低下すると、けいれんなどの大きな症状が起こるため、骨からカルシウムを溶かしだして供給するようになります。その結果、骨の強度が低下して曲がりやすくなり、くる病(主に成長期の子ども)や骨軟化症(成人)といった病気を起こすようになります。
ビタミンDを多く含む食品は鮭、サンマなどの魚類やきのこ類になります。
鮭(1切/80g) | 25.6μg |
サンマ(1尾/100g) | 14.9μg |
干し椎茸(2個/6g) | 0.8μg |
きくらげ(2枚/2g) | 1.7μg |
健康に必要な分だけ日々浴びて美肌と健康の両方を実現していきたいですね。
産生する:細胞で物質が合成・生成されること。