冬のモネの池へ!雪とモネの池のコラボをレポート!

冬のモネの池へ!雪とモネの池のコラボをレポート!

自然が作り出した芸術作品

岐阜県関市板取にある名もなき池(通称 モネの池)。

透明度の高い湧水に咲く睡蓮がとても美しくそこを鯉が泳ぐ様子はまさにモネの有名絵画の「睡蓮」のよう。SNSでも話題になり、一度は行きたい観光地としても認知度が高まりました。

元々農業用ため池の「名もなき池」が今や「芸術の池」とまで謳われるようになり、モネの絵画に魅了されたかさたびスタッフの筆者もさっそく行ってきました。

 

名古屋からモネの池へ

筆者が訪れた季節は冬。「冬の凛とした空気にモネの池が映えるのでは?」そんな風情溢れる情景を妄想しながら名古屋から車で出発。道が分かりづらいとの口コミも見ましたが、地図アプリに「モネの池」と入れると普通に案内が出てきてそれに従うと迷うことなく行けました。ちなみに、山の中にあるので車は必須です。車を持っていない方はレンタカーを借りましょう。

 

モネの池周辺は雪景色

ちょうど数日前から最強寒波到来のニュースが全国的に流れ、名古屋を抜けて岐阜に入ったところから白銀の世界が広がっていました。あまり雪を見る機会がない筆者は、最初こそテンションは上がりましたが、予想以上の寒さ!車の外気温計を見ると2℃を記録していました。そりゃ寒いはずです。。

そこからは長い山道走行。雪の山道にびくびくしながら、名古屋から約1時間半でなんとか到着しました。平日のお昼前ということもあり無料の駐車場には2,3台ほどしか停まっておらずスムーズに駐車できました。

 

いよいよモネの池にご対面

モネの池に1番近い駐車場に停めましたが、駐車場から池まで3分ほど歩きます。最初こそ歩く道路がしっかり除雪されていて確保されていましたが、雪が降る量が多いこともあって途中から地面が見えないほど雪が積もっていました。雪の時期に行く方は安全確保と寒さ対策のためスノーブーツを持って行った方が安心です◎

最初の除雪されている道

奥へ行くほど雪は深まります

 

モネの池は根道神社の境内にある池で、鳥居をくぐってすぐ右側に池があります。

着いた時の天気は雪で、雲も出ていて陰っていたのでSNSでよく見る透き通るような深い緑色とはいきませんでしたが、下まで見える様子に透明度の高さを感じました。

そもそも、この透明度を可能にしているのは、湧き水が関係しているとのこと通常、池は栄養分を含み微生物が生息し濁って見えがちとのことですが、この池は湧き水で硬水のため微生物が育ちにくくなり、この透明度を可能にしているのです。

さて、肝心の鯉は…いない!?いや、しばらく見ていると黒や赤の鯉がどこからか優雅に姿を現しました。個人的には写真映えを狙うなら赤色の鯉が出てきた時がおすすめです。

ちなみにモネの池は湧水が14℃で出ていて、冬でも水温は14℃前後で保たれるため凍ることはありません。ただ、冬季は鯉達が隅っこの方で固まってしまいがちで活発に泳がない傾向があるため、注意が必要です。

粘って写真を撮っているうちに、少し日差しが出てきました。写真映えを狙うならやっぱり日差しは大事。先ほどより緑感が増し、少しだけモネの絵画の世界観に近づいた気がします。

ベストシーズン

今回は雪景色に染まるモネの池を見てきました。正直な感想としては、もう少し光(日差し)が欲しかった!鯉がもっと活発に泳いでくれたら嬉しかった!というところでしょうか。カメラの勉強もかねて訪れたのですが、カメラ初心者の筆者にはなかなかの上級な被写体だったなぁと(笑)ですが、この白銀の世界でのモネの池は、どこか日本的な静けさと季節感を感じたのでそれはそれで絶景で良かった!という感じです。

ちなみに睡蓮の花は5-10月頃に咲き、午前中にしか花が開かないと言われています。また、春から秋にかけては湧き水の量が増えて透明度が高くなり、鯉たちも活動的になるとされています。天候などにもよりますが、その時期に訪れるとSNSでよく見るあの光景が見れる可能性が高そうです◎

紅葉や新緑、紫陽花とのコラボレーション等、四季がある日本だからこそ、その季節ごとに訪れてその時々の違いを感じるのも楽しそうですよね。

最後に

思っていたのと違ったとの意見も聞きますが、筆者はいい意味で思っていたのと違い、また次来た時にどんな感じで見えるんだろう?とまた来たいと思わせてくれる場所になりました。どのように感じるかは人それぞれ。ぜひお時間がある方は実際足を運んで見てみてくださいね。

 

参照

関市観光協会公式サイト

 

かさたびのモネの睡蓮傘はこちら

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